初めまして。ハルと申します。
数あるブログの中から訪ねていただき、ありがとうございます。
簡単ではありますが、私の就活時〜現在に至るまでの経歴を記載させていただきます。
就活編
小さい頃からものづくりが好きで、企画や開発に携われる業種を中心に就職活動をしていました。
ただ、”ものづくりが好き”だけの志望動機では、どこの企業でも書類選考落ち。
お祈りメールを頂くだけの日々を送っていました。
今振り返ってみてみると、当時は就活のやり方が全く分かってなかったんですよね…。
働いたこともないのに、業界や仕事のことなんて分からない。
当然、どんな仕事に就きたいか、なんて語れなかったんですよね。
新卒一括採用の意味が分からない…。
と、ずっと思っていました。(今でも思っています。)
また、通っていた大学が音大だったこともあり、進学や留学を選択する人が大半。
友達や先輩、先生方にも就活の相談に乗ってもらうことが難しく、閑散としたキャリア支援課に通う日々でした…。(キャリア支援の方には、本当にお世話になりました…!)
それでも1社、IT企業から内定をいただき、晴れて”文系新卒未経験プログラマー”としてキャリアをスタートさせます。
社会人編
■文系新卒未経験プログラマーになった
晴れて社会人デビューが出来たのですが、研修は悲惨なものでした。
私の配属部署の研修では「既存の本を読みながら、ソースコードを書いていく」だけ…。
他部署配属の同期はOJTとして、先輩と業務をこなしていく中、私だけ技術本と格闘する毎日…。
後から知ったのですが、その会社では今まで新卒採用を実施したことがなく、プログラム未経験者に対する教育制度が一切なかったんです…。
なので、新人教育は配属部署の上司任せ。
本の通りにコードを書くなら、個人学習となんら変わりないのでは…。
という疑問もありましたが、他の同期が仕事をこなしていく中、私だけが本ベースの研修をずっとしていることが何よりも辛かったです。
大手IT企業に勤めている友人は、プログラム経験のレベル別で研修を実施していると言っていました。
“せっかく社会人になったのに、学校にいるみたいだよ”と言っていましたが、私にとっては羨ましかったです。
■失敗に終わった初仕事
ゴールデンウィーク明け、ついに私にも初のお仕事が舞い降りてきました!!
内容は、
BtoC向けのシステムの会員登録ページ。
しかも、任されたのはクレジットカード支払いページの作成でした。
今まで本ベースに「if文」や「for文」などを学んでいただけの人間には到底無理すぎるお仕事でした…。
もちろん簡単な説明はしていただきました。
だけど、その後は自分で考えてやってね。というスタイルだったため、何も出来ずに時間が過ぎることがしばしば…。
結局、何も出来ないやつ、というレッテルを貼られただけで私の担当業務は他の人が実施する事になり、
また本ベースの研修に戻る事になりました…。
■第一転換期・アプリ開発に携わる
転機が訪れ、1年目の夏頃にiPhoneアプリの開発に携わる事になりました。
新しい先輩の下で開発を進めていくことになったのですが、その先輩の教え方が本当に上手で、初めて「楽しい」と心から思えることができたんです。
もともと”ものづくりが好き”だったこともあり、自分で書いたプログラムがiPhone内で動作してくれることが楽しかったんですよね。
ただ、会社の都合でプロジェクトの途中で他プロジェクトに移動することになってしまいます…。
■SESで働くことに
IT業界にはSES(System Engineering Service)と呼ばれる契約があります。
簡単に説明すると、お客さん先で働く契約形態のことです。
新卒1年目、ということで、私もSES契約でお客さん先のプロジェクトに配属されることになりました。
まさか社会人になってから、面接を経験することになるとは思わなかったです。
配属先のPL方との面接を実施し、無事に新しいプロジェクト先にて働くことになりました。
■大手企業でのテスト業務が始まるが、人間関係に悩む
勤務場所は本社から5駅ほどの大手企業のオフィスビル内。大企業の正社員の方々もいらっしゃるフロアの一角でお仕事をしていました。
作業内容は、大型金融案件のテスト業務。”テスト仕様書”と呼ばれる書類に記入されている項目通りに、システムが動作するかを一つ一つ確認していく作業です。
地味な仕事内容ですが、お客様にバグのないシステムを提供するにあたり、なくてはならない大切な業務内容の一つです。
仕事内容自体に不満はなかったのですが、同じプロジェクトに配属された他会社の男性社員から一方的な好意を寄せられ、追い詰められてしまいました…。
新人だったこともあり、皆にいい顔しなければ、という義務感に駆られていたんですよね…。お昼や夕食など、必要以上に誘われていたのですが、嫌だと思いつつも当時は笑顔で参加していました…。
幸運なことに、同じプロジェクトに配属されていた自社の先輩が注意してくれたため、他会社の男性社員は他のプロジェクトに移動することとなりました。(実は過去にも似たようなことがあったそうです。)
そして新プロジェクトの仕事内容に慣れた頃、プロジェクトの縮小から急遽本社へ戻ることとなりました。
私にとってはここからが本当の地獄の始まりでした…。
■本社でのパワハラに耐えられず、転職を考える
私が社外案件に出ている間、本社では業務量が膨れ上がり、人間関係も完全に悪化。
上司の怒号が飛び交うなんて当たり前。パワハラなんて日常茶飯事。多くの人が辞めていく…。そんな現場になっていました。
本社に戻った私ですが、1人で開発を進められるほどの実力もなかったため、また1人、プログラミングの本を渡され放置される状態に逆戻り。いわゆる”社内ニート”や”窓際族”と呼ばれるものに、新卒1年目にしてなってしまったのです…。
もちろん、部署の上司に“何かできる仕事はないか”と何度も食い下がりました。しかし、誰に聞いても答えは同じ。
“このプロジェクトで任せられる仕事はない。”
この時点でIT業界で働くことが向いていないと思い、転職エージェントに相談に行きました。
転職エージェントで担当してくださったアドバイザーの方は本当に優しい方で、私の現状にも真摯に向き合ってくれました。
ただ、20代前半の若手(第二新卒枠)であることや、プログラミング開発経験を買われ、紹介いただいた企業はどれもIT企業の求人ばかり。
私の体調的にもうつ病に近い状態になっていたため、この状態での転職ができないと判断し、もう少し自社で頑張ることにしました。
ボロボロだったんですよね…。上司から酷いことを言われ、1人トイレで泣いていました…。
4月になり、新社会人が入社してきましたが状況は変わらないまま。
新社会人も同様に、ほぼ放置状態で社会人生活がスタートしました…。(耐えられずにすぐに転職した方もいました。)
■第二転換期・新卒採用担当になる
業務量が落ち着き、社内の雰囲気も次第に落ち着いてきた頃、
プログラマー業務の傍ら新卒採用を担当していた方が退職してしまいました。
急遽、新卒採用担当者のポジションに空きが出てしまい、募集をかけたのですが、人材が集まらず。そこで私に声がかかりました。
IT業界、向いていないから退職しようと思っていたので、迷ったのが本音です。
ただ、社長が直々に指名してくださったこともあり、新卒採用のお仕事を担当することを決断しました。
新卒採用につまずいた私が、新卒採用担当になって気づいたこと
新卒採用担当者になり、たくさんの大学生と関わってきました。
会社説明会を初めて実施した時は、本当に緊張しました。
私みたいな出来損ないが、就活生に対し面接で合否を出すことにも躊躇しました。
入社してくださった方が活躍してくれる姿もたくさん見てきましたし、
ITの会社が合わずに退職されていった方も見てきました。
その中で、内定が出ないことが不幸なのではなく、自分にとって合わない会社で働くことが不幸だということに気がついたんですね。(遅い…。)
私が就活生の時は、就職先が決まらないことへの不安がありました。
本当にやりたい仕事には就くことができないと勝手に決め付けていました。
“どこでもいいから、内定が欲しいー”
“ものづくりが好き”という理由だけで、何も知らずに飛び込んだIT業界。
もちろん、0からのチャレンジで役職持ちにまで成長する方もたくさんいらっしゃいます。
ただ、私にはそれが出来なかったんですよね…。
当時の私のように、就活に悩んでいる方に寄り添いたい。
その想いから、このブログを開設しました。
悩みを抱える就活生の方々や、IT企業に興味を持ってくださっている方々に、
少しでも役立つ情報をお届けできればと思っています。
ブログ初心者なので読みづらい部分もあるかもしれませんが、
お付き合いいただければ幸いです。