IT系ベンチャー企業で採用担当やっています。ハルです。
この記事では、このようなお悩みを解決します。
・スクールに通う費用が高いので、独学で頑張るべきか迷っている。
・プログラミングスクール経由でIT企業へ転職できるのかが不安…。
未経験からIT企業への転職を目指す際に、プログラミングスクール「テックキャンプ」に通うべきか迷われる方がいるのではないでしょうか?
2021年現在、昨今の新型コロナウイルスの影響もあり、未経験からIT企業を目指す方が増えているんです。
今回は、未経験からIT企業を目指す場合において、テックキャンプに通うメリットとデメリットを現役採用担当者の目線からお伝えします。
実際に私が在籍している会社でも、プログラミングスクール(テックキャンプ)を経由して入社した人が複数名いるので、通うことのメリットは大きいです。
一方、スクールに通えば必ずIT企業へ転職できるわけではありません。
プログラミングスクールに通うべきか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
テックキャンプに通う場合のメリット
プログラミングの基礎を身につけることができる
完全独学でプログラミングの知識を身につけるのは、もちろん不可能ではありません。
ただ、かなりの時間と根気。また、生まれ持ってのセンスが必要です。
実は、完全独学でIT企業への転職を目指していた方に出会ったことがあります。
私が出会った方が独学をしていた当時はフリーターでした。
プログラミングの学習時間を費やすことはできたみたいですが、1つのアプリケーションを作成するのに半年以上かかってしまったそうです。
その結果、未経験から無事IT系の企業に就職することはできたものの、就職までにかかった期間は2年。正社員での就業は叶わず、契約社員としての就業になりました。
※あくまでも個人の経験です。
一方、テックキャンプでは学習するべきカリキュラムが決められており、学習につまづいた場合でも専属のライフコーチがいるので安心です。
学習時間は600時間。最短10週間で現場で活躍できるエンジニアになることを目標としています。
独学でのプログラミング学習が心配な方は、テックキャンプに通うことをオススメします。
プログラミングを学べるだけでなく、プロのコーチや一緒に学ぶ仲間ができるのも、スクールに通うことのメリットですよ。
キャリアアドバイザーが就活支援をしてくれる
テックキャンプ エンジニア転職では、専属のキャリアアドバイザーが就職支援をしてくれます。
特にIT業界は仕事の幅が広いです。専属のキャリアアドバイザーがいるのは安心できますよ。
例えば、Webアプリケーションを作るシステムエンジニアと、ネットワークやサーバーを構築するインフラエンジニアでは、同じエンジニアであっても仕事内容が全く異なります。
私はシステムエンジニアの会社で採用を担当していますが、即戦力レベルのインフラエンジニアであっても、システムエンジニアへの転職は難しいです。
それほど、仕事内容がかけ離れているんです。
もし未経験でエンジニアになれたとしても、実際に想像していた業務内容と違うものだったら、非常にもったいないです。
その点、テックキャンプ エンジニア転職では専属のキャリアアドバイザーが転職が決まるまでサポートしてくれます。
自分がやりたい仕事内容や、どんなキャリアプランを歩んでいきたいのかについて、なんでも相談して活用してください。
ありがたいことに、企業に入社した後も半年間であれば、キャリア相談を受け付けてくれます。
テックキャンプ エンジニア転職では、企業に入社した後も半年間は無料でキャリア相談を受け付けてくれます。
入社した後も無料のキャリア相談を受け付けてくれるサポートはなかなかないので、その点も安心ポイントですね。
30代でも未経験から転職ができる
テックキャンプに通う1番のメリットは、30代でもエンジニアになれる環境が整っていることです。
実際に、私が働いている企業でプログラマーとして採用された方でも、「32歳・テックキャンプ卒・前職は営業職」の方が採用されたことがありました。
どの業界においても、30歳を超えると未経験での採用が難しくなってしまいます。
理由は、多くの30代が求められる業務内容が、即戦力になるスキルや、チームリーダーなどのマネジメント経験を求められるため。
一方IT業界は、仕事としてプログラムを組んだ経験がなくても、独学等でプログラミングを組んだ経験があれば、業務未経験でも入社がしやすい業種です。
テックキャンプに通うことで、学習から就活まで、時間を効率的に活用することができます。
テックキャンプでは無料カウンセリングを実施しています。
スクールに通うべきか迷われているのであれば、試しに無料カウンセリングで相談してみましょう。
プロの視点から、転職すべきかどうかについても教えてくれますよ。
\無料カウンセリングはこちらから/
35歳を超えてくると、未経験からプログラマーを目指すのは難しくなります…。
未経験からIT業界へ転職するのであれば、お早めに行動してくださいね。
テックキャンプに通った場合のデメリット
必ずしもIT企業に転職できるわけではない
テックキャンプの利用規約、第14条(返金保証等)について以下のように書かれています。
第14条 (返金保証等)
1.当社は、以下の各号の場合には、お支払いいただいた金額を全額返金いたします。但し、返金にかかる振り込み手数料および分割手数料については、ユーザーの負担といたします。また、返金は返金保証利用日の属する月の翌月末日までに行うものとします。なお、レンタルMacについては本契約とは別契約となり返金保証に含まれません。レンタルMac契約に関するレンタル規約に準ずる手続きとなります。(1) 受講開始日から起算して14日以内の間で、当社からユーザーに対して行う連絡に対する回答や必要書類の提出など、必要な手続にご対応頂けない場合(この場合、当社は当該ユーザーに受講意思が無いものとみなし、返金に加え退会処理を行います)。
(2) 本サービス受講開始日から起算して14日以内に当社指定の退会申請フォームより退会の申し出をいただいた場合(当社への解約申し出の到達日を基準とします)
(3) 就職支援ありを選択いただいたユーザーにおいて、選考の結果1社も内定がでなかった場合。但し、当社が別途定める期間内にプログラミング学習を修了し、かつキャリアサポート開始日から182日間が経過したユーザーのみを対象とします。なお、キャリアサポート開始日は受講期間(短期集中スタイル70日間/夜間・休日スタイル182日間)終了日の翌日を示すものとします。
スクールに通えば必ずIT企業に就職できるわけではありません。
利用規約に書いてある通り、1社も内定がでない可能性も0ではないのです。
ただ、考え方によっては”返金制度がある以上、専属のライフコーチやプロのキャリアアドバイザーが真摯に向き合ってくれる証拠”ではあるので、安心して学習&就職活動のサポートを受けることができます。
1つだけ注意する必要があるのが、キャリアアドバイザーから望まない求人を紹介される可能性もあること。
キャリアアドバイザーから紹介されたから、という理由で企業を決めるのではなく、どんな企業でどのように働きたいのか、キャリアアドバイザーの方に要望を伝えながら就活をしてくださいね。
IT業界の仕事内容は本当に幅広いです。わからないことは遠慮なく聞いてください。
テックキャンプ卒業生の経歴が皆同じになってしまう
テックキャンプに通うことの1番のデメリットがこちら。
スクールに通ってからIT企業を目指すまでの経歴が、皆同じになってしまうことです。
数年前はプログラミングスクールに通えばIT企業への就職は比較的簡単にできました。
ただ、現在はスクールに通う方が増えた関係で、未経験転職の難易度が上がってしまったんです…。
未経験からエンジニアとして転職する際に有力なのが、自作のシステムのurlをポートフォリオとして企業に提出すること。
ですが、テックキャンプに通った多くの方が、スクールで作成した作品物をポートフォリオとして提出するため、採用側から見ると皆同じ職務経歴書になってしまうんです…。
例えばこんな感じ。
・前職は飲食業界勤務。チーフマネージャを経験した27歳
・エンジニアになるため会社を辞め、テックキャンプに通う
・ポートフォリオはスクールで作ったアプリケーション
これでは、アピールポイントが前職のチーフマネージャーの経験のみになってしまいます。
テックキャンプでは、Ruby というプログラミング言語を使ってメルカリのクローンアプリを作るのですが、スクールで作成した作品物をポートフォリオにするのは避けた方が良いです。
理由は上記の通り、皆同じ経歴書になってしまうから。
テックキャンプのカリキュラムで作ったアプリケーションではなく、オリジナルのアプリケーションを提出することで、企業側からは一目おかれますよ!
プログラミングスクールに通いながら、自作のアプリケーションを作成するのは手間も時間もかかります。
転職活動をしながらとなると余計に大変でしょう。
ただ、現在はプログラミングスクールに通い、未経験からIT業界に転職する方が増えています。
本気でIT企業への就職を目指すのであれば、テックキャンプ卒業生との差別化できるポイントを少しでも増やしてください。
スクールで学ぶだけでは即戦力になれない
テックキャンプで学ぶ言語はRubyと呼ばれる言語です。
Rubyは他の言語と比べ、初心者でも学びやすい言語と言われているため、プログラミングを初めて学習するには最適な言語だと言われています。
Rubyが初心者向けだと言われている理由は主に下記です。
・プログラムを動かすコードの文字数が少ないため、覚えやすい
・プログラムを厳密に理解しなくても、プログラムを動かすことができる
一方、実際の現場で使われている多くの言語はJavaやPHPで、転職サイトの求人においてもJavaやPHP言語が多いのが現実です。
Rubyを学んだ後に、Rubyを使う現場で働くのであればそれほど問題にならないでしょう。
ただ、Rubyを学び、プログラムが書けると思い込んだ状態でJavaを使う現場に就職した場合、
卒業生
思っていたほどプログラミングできないじゃん…。
といった心理状態になってしまう可能性があります。
※真面目な方ほど、自分を追い詰めてしまう可能性が高いです。
私の職場では主にJava言語を多く用いています。テックキャンプ卒業生の方も複数名在籍しているのですが、過去に卒業生の方が難しいプロジェクトに配属されてしまい、適応障害になってしまったケースがありました…。
プログラミングスクールで学ぶ内容は、どれもプログラミングの基礎そのもの。
スクールで学んだだけでは、即戦力として活躍できないことを頭の隅に置いておいてください。
まとめ
今回は、プログラミングスクール「テックキャンプ」に通うメリット・デメリットについて、IT企業の現役採用担当視点からお伝えさせていただきました。
実際に私が勤めている会社でもテックキャンプ卒業生の方が現場で活躍してくれています。卒業生の方の中にはリーダーとして、お客様対応(要件定義等)を任せれている方も。
一方、デメリットで述べた通り、テックキャンプに通えば100%IT企業に就職できるわけではありません。
テックキャンプに通うか迷われているのであれば、この記事を参考にしていただければ幸いです。
IT企業への就活、頑張ってください!